農園の日々

2011.09.09 23:13

肥後野菜


こんばんは~、ようで~すべーっだ!

これなんだかわかりますか⁇
じゃ~ん↓

photo:01


コレは肥後野菜の『春日ボウブラ』って言います。

熊本なのに、何故か春日(福岡)(笑)

最近、ご当地ものがはやってます。

セントくんや、彦にゃん。

実は熊本にも「クマもん」って、ご当地キャラがいます。

今度紹介しますね~にひひ

あっ、話は脱線しましたが野菜にもご当地があります。

しかし、これは昨今のブーム話ではなく、ご当地野菜は昔から存在していました…

熊本では、肥後の赤ナスが有名ですかね⁉

こないだまでいた石川県では、加賀の太キュウリや五郎じま金時なんかが有名です。

そんな野菜たちは、最近のご当地ブームでクローズアップされているのです。

昔から存在したのに、こんなにも認知されていないご当地野菜…

何故でしょう⁇

それは、ご当地野菜は棚持ちしないからです。

詳しく言うと、棚持ちだけが原因では無いのですが…

例えはトマトで言いますと、昔のトマトは頭の部分が緑色で、今のトマトより酸っぱいイメージではありませんか?

そうなんです、昔のトマトはイメージ通りのトマトだったのです。

現在スーパーなどで並んでいるトマトは、昔のトマトを

より甘く、

より大きく、

より赤く、

そして、流通に乗せるためより日持ちがするように品種改良を重ねて作られました。

ご当地野菜は日持ちがしないので、流通には乗りにくいのです

また、キュウリもそうです。
イボが無いように、より艶が出るようにと…品種改良されて来ました。

品種改良が悪いとは言っていません。

野菜達も、消費者の欲しがる野菜につくられているのですね。

そんな中、全国の各地域で栽培されて来たご当地野菜は姿を消して行ったそうです。

昔は、種から野菜を作り、そして作った野菜から種を取りまた作る。

この繰り返しでした。

そしてそれが、地域で消費されていました。

現在は、消費者の需要に応える為、種屋から種を買い、新たな品種になればまたその種を買って野菜を作る時代です。

なので、ご当地野菜は姿を消して行った訳ですねショック!

しかし、昔からの農家さんでは昔ながらの栽培で、ご当地野菜が作られている事もまだまだあるそうです。

そんな野菜も、昨今のブームで復活を遂げるかもしれません。

大量生産をし都市部への多量な流通であった農業‼

最近は、地産地消を叫ばれ、ブランド化、差別化を叫ばれる時代…

頑張れ‼ご当地野菜‼⁉

あっ、因みに「春日ボウブラ』はカボチャです。忘れてました(笑)

iPhoneからの投稿

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カテゴリー:農業

訪問ありがとうございます(*^_^*)
元自衛官で熊本県出身の夫。
高校教師で福岡県出身の野菜ソムリエの妻。

2011年3月に自衛官生活1年に終止符を打ち、実家である熊本県合志市野々島で
無農薬・有機野菜の栽培を行っています。(*^_^*)